ADHD傾向のある子が反抗期を穏やかに過ごすためにできること<ADHD反抗期> 

ADHD傾向のある子が反抗期を穏やかに過ごすためにできること<ADHD反抗期> 

「集中力がない子・落ち着きがない子」(注意欠陥・多動症ADHD)シリーズで
お伝えしています!
今回は、「集中力がない子・落ち着きがない子」注意欠陥・多動症ADHDの反抗期の対応策についてお伝えします。

思春期に入る頃には周りと比べて自分の苦手なことやできないことに気づき、自分はダメだと自信をなくしていってしまうことが多いです。

そして、さらにイライラして、反抗的になり、周りとの関係がさらにうまくいかなくなることもあります。

子どもにあった対応をしてもらえないと、二次障害として抑うつ状態になってしまったり、引きこもってしまったり、不良グループに入ってしまう悪循環におちいってしまうこともあります・・・

親としてはなんとしても自分の子どもがこんな状態になるのは避けたい!ことがよく言われています。

勉強が苦手な場合は学習障害(LD)との合弁、人とのつきあいが難しい場合は、自閉症スペクトラムを合併をしている可能性もあります。

診断は出なくてもグレーゾーン(パステル)のこともあります。

しかし、「集中力がない子・落ち着きがない子」注意欠陥・多動症ADHD傾向があるお子さんみんなが思春期になるとそうなるとは限りません!

周りの大人との普段からのコミュニケーション次第で、思春期・反抗期を穏やかに過ごすこともできるのです!

お母さんが発達科学コミュニケーション講座を受けられる前にはお家の中で暴れていたお子さんが、対応を変えたらおとなしくなったというケースがたくさんあります!

もちろん、思春期には、子どもたちは親と距離をとるからコミュニケーションが取りずらいと感じられるお母さんも多いと思います。

確かに、この時期の子どもたちは、小さい頃から身に染み付いている親の価値観を壊して、自分の価値観を作り出すために試行錯誤しているので親と距離を取ろうとします。

親よりも仲間グループとの関係を大切にしながら、「自分とは何者か?」という
アイデンティティーを作っていくのです。

しかし、心理的な距離は前よりできたように感じられてもまだ子どもたちは親とのコミュニケーションを必要としています!

子どもとどんなコミュニケーションを取ればいいのかというと、それは肯定的なコミュニケーションです。

なんでも褒めろ!というのではなくて、子どもがやっていることやり終わっていることを肯定すればいいんです!

ただ「宿題やっているんだね」「帰ってきたね」など実況中継するだけでいいのです。

つい生意気な態度ばかり気になったりしますが、こんな風に肯定的なコミュニケーションをしてもらっている子は、

苦手なことはたくさんあるけど、自分はやればできるんだ!」という自信・自己効力感を持てるようになるのです!

この気持ちが持てていれば、暴言を言ったり暴力を振るったり、荒れたりしなくてもすみます。

そして、この時期の成長に必要な「親の価値観」ではなくて「自分の価値観」を作り上げる!ことです。

それができると比較的穏やかに次のステップを上がっていくことができます。

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最後まで読んでいただきありがとうございます!

山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

集中力がない子・落ち着きがない子が小学校でスムーズに過ごすためのポイント<ADHD傾向 子育て>

集中力がない子・落ち着きがない子が小学校でスムーズに過ごすためのポイント<ADHD傾向 子育て>

「集中力がない子・落ち着きがない子」 (ADHD:注意欠陥・多動症)シリーズでお伝えしています。今回は、集中力がない子・落ち着きがない子(ADHD:注意欠陥・多動症傾向のあるお子さん)が小学校でスムーズに過ごすためのポイントをお伝えしたいと思います!

家庭から保育園や幼稚園の集団生活を始めると、お母さんやお父さんはお子さんが他の子どもと比べて違いがあることに気づき始めます。だいたい小学校に入る頃までにADHDの傾向がみられる子どもが多いです。

小学校に入ってから集団生活のルールに沿って行動することがさらに求められ、ADHD傾向のある子どもも親も辛い状況になりやすいです。この時期に一番ADHDの特徴が分かりやすくでるので、日本では診断が出ることが多いです。

診断が出ても出なくても、具体的にどんな対応をしたらいいのかわからないと、親子共々辛いままになってしまいますね。ここでは、どんな状況になりやすいのか、どんな対応ができるのかお伝えします!

具体的には、ADHD傾向のあるお子さんは、小学校で下のような様子が明らかにみられることが多いです。

・授業中に先生の話に集中できない

・静かにしていないといけない時に大きな声を出す

・質問が終わる前に答えてしまう

・課題に最後まで取り組めない

・授業中に、じっとしていられず歩き回る

・忘れ物が多く、物をよくなくす

・順番が待てない

・突然カッとなる

小学校4年生ぐらいからは、からかわれたり、他の子どもたちと仲良くできなくて、一人になってしまうこともあります。

また、同じことを何度注意されても行動を変えることができないので、学校で問題児扱いをされてしまうこともあります。

親も家で毎日怒ってばかりになってしまい、自分を責めたり、どうしたらよいのかわからなくなってしまったり、子どももどんどん自信を失っていくことになりやすいです。いくら注意しても行動が変わらない場合は、本人は悪気がなくてそうなってしまっている可能性もあります。

たとえすぐには診断が受けられなくても、ご家庭でその子にあった肯定的なコミュニケーションを取ると自信を回復させたり、聞く力を伸ばすことができます!その結果、生活習慣も整えていくことができます!

具体的には、少しでもできていることにフォーカスして、「前は全然できなかったけど」とか嫌味は言わずに、ストレートに褒めてあげてください!

「自分はやればできるんだという自信」の「自己効力感」を育ててあげることがポイントになります。

具体的にどんな風に「肯定的なコミュニケーション」をしたらいいのかは、メールレッスンでお伝えしています。

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山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
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参考文献「これからの発達障害のアセスメント」黒田美保編著

集中力がない子・落ち着きがない子が保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツ

集中力がない子・落ち着きがない子が保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツ

「集中力がない子・落ち着きがない子」(ADHD注意欠陥・多動症傾向)シリーズでお伝えしています。今回は、「集中力がない子・落ち着きがない子」 ADHD注意欠陥・多動症傾向のあるお子さんが保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツについてお伝えします!

家庭から保育園や幼稚園の集団生活を始めると、多くのお母さんやお父さんは自分の子どもが他の子どもと比べて違いがあることに気づき始めます。そして、だいたい小学校に入る頃までにADHDの傾向がでてくる子どもが多いと言われています。

この頃お子さんには、どのような特徴がみられるのでしょうか。

・落ち着きがなくてそわそわしていて座っていられない

遊びがてんてんとしている

・他の子のおもちゃを取ったり遊んでいるのをじゃまをしたりする

・がまんができなくて怒り出す(かんしゃくを起こす)ことがよくある

・ものをこわしたり乱暴な遊びをする

・他の子を押したり叩いたりする

など集団の中でのトラブルが良くみられます。また、いくら言葉で注意しても聞かずに、同じことが何度も繰り返されます。

なので、先生に注意されることが多くなってしまいます。
周りから、育て方が悪かったり、家でのしつけができていないからとみられてしまうこともあります。なのでお母さんも、いつも子どもの言うことややることを叱ってばかりになってしまい、「これでいいのだろうか」と自分のことを責めたり、疲れ切ってしまうことが多いです。

しかし、ADHD傾向の特性は、育て方のせいではなく、脳の機能がうまくいっていないことで出てくることなのです。お母さんはご自身のことを責めないでくださいね。

自分の子どもだとついできていないこと、ダメなところばかり目がいってしまいますが、そこを注意したり叱るとまた悪循環におちいってしまいます。その悪循環から抜け出すために、うまくいっていない時はいつもと違うことをしましょう!

一番のオススメは、少しでもできていることにフォーカスして、褒めてあげることです!ストレートに「座っているね!」「手洗ったね!」「食べたね!」とやっていることをそのまま言って、褒めてあげてください!

この年齢のお子さんは褒めてもらえるととっても喜んで、また褒めてもらえるように
同じことが素直にできるときです!

この時期にこそ「このままの自分でいいんだ!」という安心感、「自分はやればできるんだという自信」自己効力感をぜひとも育ててあげて欲しいです。

他にもお子さんが集団でスムーズに活動できる方法をメールレッスンでお伝えしています。

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山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
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次回は、「注意欠陥・多動症 ADHD傾向のある子が小学校でスムーズに過ごすための
ポイント」
についてお伝えしたいと思います。

参考文献「これからの発達障害のアセスメント」黒田美保編著

ADHD傾向があるお子さんの乳幼児・赤ちゃんの頃<発達障害グレーゾーン ADHD 子育て>

ADHD傾向があるお子さんの乳幼児・赤ちゃんの頃<発達障害グレーゾーン ADHD 子育て>

「集中力がない子・落ち着きがない子」 注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のあるお子さんは、1歳目には診断はでることはありませんが、乳幼児の頃に共通点がみられます。育て方が悪いとかしつけができていないからではないので、お母さんがご自身を責めないでくださいね。特徴と対応についてここでお伝えします。

1.なぜ乳幼児期・赤ちゃんの頃について知らないといけないの?

1歳前の乳児期には注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断がでることはないのですが、大きくなってから小さかったときのことを聞くと多くの共通点が見られます。

4歳前のうちに、正常範囲と区別することは難しいと言われていますが、この時期に子育てが大変なお母さんが「もしかして」と頭の片隅に入れておいてもらうと後でスムーズにサポートを受けやすいですね。

2. 乳幼児期の注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のあるお子さんの様子

では、乳幼児期に注意欠陥多動性障害(ADHD)のあるお子さんにはどのような様子がみられるのでしょうか。

・なかなか寝ない(眠たくてフラフラになっていても寝ない)

・よく泣いて、なだめても泣き止まない

・よく寝返りをうって、落ち着かない

・視線が合いにくい

・抱っこされると体を反らせたりしていやがる

・歩き始めが10ヶ月から1歳と早い

・言葉がでるのは少し遅いけれど3歳ぐらいにはおしゃべりなぐらいよく話す。

・食事にあまり興味がなかったり、偏食がある

育てにくくて、目が離せなくて、「しつけがなっていない子」とみられやすい特徴が並んでいますよね。これは、お母さんにとってとても大変ですね。一番イライラして、育児が大変だと思われる時期です。

日本であれば乳幼児健診のときや小児科で比較的気軽に日本語で相談ができますが、海外で子育てしていると気軽に日本語で相談できるところがあまりありませんね。

3. 乳幼児期にどんな対応をしたらいいのでしょうか

海外で子育てしていても、ご家庭でこの時期にできることは、「できた!」という達成感を味あわせてあげて、自己効力感を育ててあげることです!

具体的にはどうしたらよいのかというと、

1、「してほしい行動を短い言葉で伝える」
2、その行動ができたら、すかさず「できたね」「うん、いいね」など褒める!

この二つです!もっと具体的な伝え方はこちらに書いてあります。

して欲しくないことをしているときに「ダメだよ!」と注意をすると注意されるのが嬉しくてまた繰り返してしまうこともあります。

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次回は、こちら。

集中力がない子・落ち着きがない子が保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツ

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集中力がない子・落ち着きがない子ってどんな子?注意欠陥・多動症ADHD傾向

集中力がない子・落ち着きがない子ってどんな子?注意欠陥・多動症ADHD傾向

今回から、「集中力がない子・落ち着きがない子」(注意欠陥・多動症ADHD傾向)シリーズでお伝えします。

なぜかというと集中力がなかったり、落ち着きがない子を育てるのは、とても大変だからです。集中力がなかったり、気がそれやすい子は、落ち着きがない子達よりも目立ちませんが、忘れ物や物を失くすことが多くて、困ることも多いと思います。

そして、そんな子ども達は、叱られる機会が多くなってしまい、自分はこのままでいいのだという「自己肯定感」や自分にもできるという「自己効力感」が育ちにくくて、大きくなるにつれて、うつ病や行為障害などの二次障害になることもあるといわれています。

なので、二次障害になる前に、ご家庭でお子さんの特性の理解を深めてもらい、その子にあった対応をしていただきたいのです!

では、その「集中力がない子・落ち着きがない子」 (注意欠陥・多動症 ADHD傾向)とはどのようなものなのでしょう?

注意欠陥多動症(障害)には、主に不注意(注意がそれやすい)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思わず行動してしまう)の3つの症状があります。

それぞれ具体的にお伝えしますね。

一つ目:不注意(注意がそれやすい)

・細かいところまで注意ができない

・話を聞くときに集中しつづけることが難しい

・話しかけられても聞いていないように見える

・やらないといけないことを終わらせられない

・時間の管理が苦手で締め切りを守れない

・勉強など精神的に努力を続けてしないといけないことをいやがる

・物をよくなくす

・気がちりやすい

・忘れっぽい

2つ目:多動性(じっとしていられない)

・手足をそわそわ動かしたり、イスの上でモジモジする

・座っていられずに立ち歩く

・やたらと高いところにのぼる

・静かに遊ぶことができない

・じっとしていない

・しゃべりすぎる

3つ目:衝動性(思わず行動してしまう)

・質問が終わる前に答える

・順番を待つことができない

・人の物を勝手に使い始める

・他の人の邪魔をする

・カッとなることがよくある

・興味があると飛びつく

といった特性が見られます。

(アメリカ精神医学会 (APA) が作った診断基準 DSM-5:『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版)による)

読まれてみて、ご自分も当てはまるというものがあったのではないでしょうか。私も不注意傾向がけっこう当てはまります。通常の発達でもみられることですが、診断がでるかどうかの線引きがあります。それは、上でお伝えした症状が、下の条件をクリアした時です。

・学校生活などに悪影響があるかどうか
・12歳になる前からあるか
・家庭や学校などの二カ所以上で見られるか
・その症状が他の精神疾患(例えば:統合失調症、気分障害、不安症、解離症など)で説明できるかどうか

悪影響という言葉は分かりにくいかもしれませんね。本人や周りが困っているというのがポイントです。本人は困ってなくても周りは困っていることもあったりします。

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集中力がない子・落ち着きがない子が保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツ

集中力がない子・落ち着きがない子が保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツ

集中力がない子・落ち着きがない子が小学校でスムーズに過ごすためのポイント<ADHD傾向 子育て>

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