発達障害〜集団活動が苦手で話を聞けない理由<発達障害 グレーゾーン 感覚過敏 子育て>

発達障害〜集団活動が苦手で話を聞けない理由<発達障害 グレーゾーン 感覚過敏 子育て>

今回は、集団活動が苦手で聞けない子にどう
対応したらいいのか
についてお伝えしたいと
思います!

海外在住の幼稚園年長のBくん、自閉症
スペクトラムの診断が出ています。

お家ではミニカーを並べたり、プラレール
で一人で遊んでいることがほとんどです。

お母さんが声をかけても聞いていないのか
返事をしないのですが、自分から欲しいも
のがあるときに、欲しい物をお母さんに言
うことはできています。

集団活動が苦手で、先生の指示は聞かずに、
みんなとは違う活動を一人でしていること
がほとんどです。

初めての場所や人も苦手で、その場から逃げ
出したり、ウロウロと歩き回ることもあります。

幼稚園では、介助員の先生がついていて、他の
子ども達がやっている活動に参加させたり、
どこかに行ってしまうときはついて行ってく
れています。

人の話は聞かないで、自分の要求だけ伝えてくる
様子が、一見、わがままなように見えますが、
このお子さんには、自閉症スペクトラムの診断
が出ているところがポイントです。

自閉症スペクトラムの特徴は、 「他の人との
関係とコミュニケーションがとても苦手」なこ
とと

行動や興味、活動が限られていて繰り返
されていること(臨機応変な対応が苦手)
の2つあります。

自閉症スペクトラムと診断された青年ジェリー
の体験談で、彼が小さかったときは

耐えがたい騒音と、耐えがたい異臭に満
ちていた

というように、自閉症スペクトラム
の人々には感覚過敏があるといわれています。

例えば、音に敏感というのは、色々な音がして
いる中で自分が聞きたい音だけを拾い上げるの
が苦手な特性があるのです。

具体的には、レストランでみんなで食事を
しているときに、お店の中の全ての音が耳
に入ってきていて、目の前のお母さんの話
している声にだけ集中してその音だけを拾
い上げることが難しいのです。

このような感覚過敏があるため、恐怖心や
不安感が常にあるようです。

いつも同じことをしたり、同じことに興味
を持って繰り返しているのは、自分が
「安心」できるように工夫していると考え
ることができます。

また、普段の生活は、いつも同じことはほ
とんどなくて、何かが違うものですね。

臨機応変に対応することも苦手な訳ですか
ら、このような変わりやすい生活の中で
自分の恐怖心・不安感に対応して、自分を
安心させるために様々な行動をとっている
と理解することができます。

 

例えば、数字やアルファベット、カレンダー
などは変化のない常に同じものなので、
自閉症スペクトラムの人たちには安心する
ものと言われています。

Bくんの行動は、この自閉症スペクトラム
の症状だと考えると、ミニカーを並べたり
プラレールで遊んでいるのは、同じことを
して安心できるようにしている工夫だと
考えることができます。

自分を安心させるための活動をしていると
きに背中から声をかけられても音を拾い上
げるのが苦手な特性もあって、その声は
耳にとどかないことになりますね。

その状態がお母さんの声が聞こえない、
先生の指示を聞いていないように見えて
しまうのです。

感覚過敏は他の人との関係が持てるよう
になって成長してくるとだんだんと減って
くると言われています。

ではどのように対応したら、他の人との関係
が育って、「聞ける」ようになるのでしょうか。

それは、その都度その子が安心して過ごせるよ
うな環境を作ってあげること!です。

赤ちゃんにはまず最初「安心感」を与えてあげ
ることが大切といわれているように、自閉症
スペクトラムのお子さんにも「安心」できる
環境を作ってあげましょう。

「安心感」が育ってくると、自分を安心させる
ための儀式のような同じことを繰り返す必要が
なくなって、その分、外の世界に目が向くよう
になってくるのです。

の人との関係・コミュニケーションが育って
いったり、新しいことを学べる状態にもなるのです。

ここで、「いつも同じでは成長しないから!」
「変化に満ちた刺激的な毎日を送らせたい!」

と毎日、新しい違うところに連れて行って、
新しいことをやらせようとしたら

自閉症スペクトラムの子どもは、恐怖と不安で
いっぱいになってしまいます。

そして、自分を安心させるための
「同じ行動」をもっともっとしてしまうこと
になります!

ジェットコースターが大嫌いな人が毎日
ジェットコースターに乗らされたり、

高いところが大嫌いな人が毎日窓のない
観覧車に乗せられて、5周されられてし
まうようなものです!!

(フランスの観覧車には窓がないものが
多いみたいです^^;)

怖すぎて新しいことを学んだり、他の人
とコミュニケーションなんてとっている
場合ではないですよね!

その場から逃げ出したり、

「きゃー、助けてー」と叫んだり、

それでもやめてもらえなくて、我慢できなくなったら

暴れて抵抗したり、

パニックになったり・・・

しますよね。

具体的な「安心できる環境」については
次回お伝えしたいと思います。

集団活動が苦手なお子さんへの対応策
を個別相談でお伝えしてきます。

お申し込みはこちらから>

最後まで読んでいただき
ありがとうございます!

*************
バイリンガル子育てについて
脳科学・心理学・教育学の視点から
無料で学べます^^
↓↓↓↓↓↓↓↓
▼無料メールレッスンの登録はこちら▼
1日1分!発コミュメールレッスン
バイリンガルの子の日本語の
伸ばし方

〜ママの一言で子どもが変わる!〜

こちらから>

【無料の個別相談の詳細はこちら】
【お問合せ先】
yamadachiakiweb@gmail.com

山田ちあき富士山おすましペガサス晴れ

発達科学コミュニケーショントレーナー
臨床心理士

Psychologue

「落ち着きがない子」が変わるコミュニケーション術<ADHD傾向 子育て>

「落ち着きがない子」が変わるコミュニケーション術<ADHD傾向 子育て>

今回は「落ち着きがない子」についてよくある相談と対応策についてお伝えしたいと思います!

5歳のA君

・歩き始めた頃から目が離せなくて勝手にどこかに行ってしまう

公園で他の子が遊具で遊んでいても割り込んだり取りあげて遊んでしまう

・幼稚園で先生の指示を聞かずに自分のやりたいこと勝手にやっている

お母さんは
一緒に出かける時は、どこかにいってしまうのではないかといつも不安です。公園でも目で追いかけていないと、どこに行くかわかならいので気が休まりません。

これはお母さんは大変な状況ですね。よく事故に合わずにここまでやって
こられたと思います!

診断は出ていませんが、しつけの問題ではなく、ADHDの傾向があるかもしれないと考えられます。

目にはいってきたことに
「あ、これはなんだろう。おもしろそう!」
耳からはいってきたことに
「あ、なんの音だろう?」と反応しているのです。

興味を持ったことだけに注意がもっていかれて、周りに他の子どもがいることや先生が言っていることに注意が向かない状態なのでしょう。

このようなワサワサと忙しい状態のお子さんには、周りは何かをさせようと指示したり、やめさせようといつも声をかけてしまいがちです。

そして、その指示を聞けなくて、叱られてしまうという悪循環におちいりがちです。

・いくら注意したり、叱っても全然言うことを聞いてくれない!
・いつも叱っていて疲れちゃう、もう、どうしたらいいの?
と悩まれているお母さん実はたくさんいらっしゃいます。

ではどのような対応策があるのでしょうか。

それは、A君にとって刺激が多すぎないところで、「できた!」という達成感を味あわせてあげて、自己効力感をあげることがポイントです!

具体的にはどうしたらよいのかというと、

1、「してほしい行動を短い言葉で伝える」
2、その行動ができたら、すかさず「できたね」「うん、いいね」など褒める!

このふたつです!

もちろん伝え方も大切で、イライラした怒った言い方だと聞く耳をもってくれずスルーされます!

聞いてもらうには、

・子どもがわかる短い言葉で
・子守唄を歌うように穏やかに
・笑顔で楽しそうに
・気持ちに余裕を持って

声をかけることがポイントです。

A君の場合は、「ダメだよ、そっちに行かないで!」と後ろから声をかけるのではなくて、「ママと手をつないで♪」できたらすかさず「手つないだね!」と褒めます

公園で滑り台に登ろうとしている子の横から入り込もうとしたら、「割り込んだらダメ!」ではなくて、一緒について行って「順番に登ろうね♪」
と声をかけ、待てたら「順番にできたね!」とすかさず肯定します。

幼稚園では、大人数でワサワサしていて、A君にとって刺激がいっぱいのところだとどうしても反応してしまうので、刺激をできるだけ減らしてもらえないか相談して、叱られる機会を減らすことが肝心です。

同じタイプのお子さんをお持ちのお母さん、ちょっとタイプは違うけど
注意しても聞かない、聞かないからもっと叱る負のスパイラルに陥っているお母さんもいらっしゃると思います。

自分の子どもだとついできていないところ、ダメなところに目がいってしまい、イラっとして注意したくなってしまうものですね。

他の人の子どもだと、同じことをしていても、大らかに対応できたりしませんか

この悪循環から抜け出して、子どももお母さんも楽しく過ごせるように、最初は他人の子を預かっているとイメージして対応してみたら面白いかもしれません。

試してみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございます!

メールレッスンでは、よく動くお子さんへの対応方法についてお伝えしています。

山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

 

ADHD傾向があっても働ける大人になるためのコツ<発達障害グレーゾーン ADHD 子育て>

ADHD傾向があっても働ける大人になるためのコツ<発達障害グレーゾーン ADHD 子育て>

「集中力がない子・落ち着きがない子」(注意欠陥・多動症ADHD傾向)シリーズでお伝えしています。

今回は、「集中力がない子・落ち着きがない子」ADHD注意欠陥・多動症でも働ける大人になるためのコツをお伝えしたいと思います。

青年期・成人期には二次障害がでてくることが多い時期です。ADHD傾向があることで、社会生活が難しくなり、自信がなくなってうつっぽくなったり、アルコールに依存したりする人もでてきます。そのようなことになる前に(なってしまったらなるべく早く)特性を理解して対応してもらえたらと思います!

ADHDと子どもの頃に診断をされて、周りも本人も特性がわかって、対応の仕方を学ぶことで生活を続けられている人もいます。

また小学生の頃の落ち着きがない様子は随分おさまることが多いです。

青年期・成人期、大人になって困るのは、周りのサポートが少なくなってきて自分で責任を持ってやることが多くなることです。

大人になっても不注意と衝動性は残るので

・片付けが苦手
・計画を立てて、順番に作業をすることが苦手
・時間にルーズ
・うっかりミスが多い
・ゲームや読書などやり始めるとなかなかやめられない
・長い間じっとしていられない

などで仕事に支障が出ることがあります。このような理由で、仕事が長続きせずに困って診断を受ける人も多くいます。


初めて精神科にかかる場合は、精神的に落ち込んでいたりするとADHD傾向が背景にあることがわからないまま、他の病気の診断を受けることもあります。なので、受診されるときには、子どもの頃の様子などきちんと伝えることが大切になります。

二次障害が出る前に、できる対処方法としては、1つ目本人の特性を本人も周りも理解すること!です。特性を理解するとなると、できないことばかり目についてしまって、あれもできないこれもできないとなってしまいがちですが、逆にできることにも注目してあげましょう。

こちらにも書きましたが、フランスではADHDの行動は結構普通です!上にあげた特徴があてはまるフランス人多いです。日本ではやっていくのが難しい特性かもしれないですが環境が変われば普通なのです。

なので、いい悪いではなくて、現時点でできているところを認めてあげましょう。そうすることで自己肯定感・自己効力感を育ててあげることができます

具体的にどんな風に「肯定的なコミュニケーション・声かけ」をしたらいいのかはメールレッスンでお伝えしています。

▼無料メールレッスンの登録はこちら▼

最後まで読んでいただきありがとうございます!
山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

 

ADHD傾向のある子が反抗期を穏やかに過ごすためにできること<ADHD反抗期> 

ADHD傾向のある子が反抗期を穏やかに過ごすためにできること<ADHD反抗期> 

「集中力がない子・落ち着きがない子」(注意欠陥・多動症ADHD)シリーズで
お伝えしています!
今回は、「集中力がない子・落ち着きがない子」注意欠陥・多動症ADHDの反抗期の対応策についてお伝えします。

思春期に入る頃には周りと比べて自分の苦手なことやできないことに気づき、自分はダメだと自信をなくしていってしまうことが多いです。

そして、さらにイライラして、反抗的になり、周りとの関係がさらにうまくいかなくなることもあります。

子どもにあった対応をしてもらえないと、二次障害として抑うつ状態になってしまったり、引きこもってしまったり、不良グループに入ってしまう悪循環におちいってしまうこともあります・・・

親としてはなんとしても自分の子どもがこんな状態になるのは避けたい!ことがよく言われています。

勉強が苦手な場合は学習障害(LD)との合弁、人とのつきあいが難しい場合は、自閉症スペクトラムを合併をしている可能性もあります。

診断は出なくてもグレーゾーン(パステル)のこともあります。

しかし、「集中力がない子・落ち着きがない子」注意欠陥・多動症ADHD傾向があるお子さんみんなが思春期になるとそうなるとは限りません!

周りの大人との普段からのコミュニケーション次第で、思春期・反抗期を穏やかに過ごすこともできるのです!

お母さんが発達科学コミュニケーション講座を受けられる前にはお家の中で暴れていたお子さんが、対応を変えたらおとなしくなったというケースがたくさんあります!

もちろん、思春期には、子どもたちは親と距離をとるからコミュニケーションが取りずらいと感じられるお母さんも多いと思います。

確かに、この時期の子どもたちは、小さい頃から身に染み付いている親の価値観を壊して、自分の価値観を作り出すために試行錯誤しているので親と距離を取ろうとします。

親よりも仲間グループとの関係を大切にしながら、「自分とは何者か?」という
アイデンティティーを作っていくのです。

しかし、心理的な距離は前よりできたように感じられてもまだ子どもたちは親とのコミュニケーションを必要としています!

子どもとどんなコミュニケーションを取ればいいのかというと、それは肯定的なコミュニケーションです。

なんでも褒めろ!というのではなくて、子どもがやっていることやり終わっていることを肯定すればいいんです!

ただ「宿題やっているんだね」「帰ってきたね」など実況中継するだけでいいのです。

つい生意気な態度ばかり気になったりしますが、こんな風に肯定的なコミュニケーションをしてもらっている子は、

苦手なことはたくさんあるけど、自分はやればできるんだ!」という自信・自己効力感を持てるようになるのです!

この気持ちが持てていれば、暴言を言ったり暴力を振るったり、荒れたりしなくてもすみます。

そして、この時期の成長に必要な「親の価値観」ではなくて「自分の価値観」を作り上げる!ことです。

それができると比較的穏やかに次のステップを上がっていくことができます。

ADHD反抗期のお子さんへの対応策をメールレッスンでお伝えしています。

▼無料メールレッスンの登録はこちら▼

最後まで読んでいただきありがとうございます!

山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

集中力がない子・落ち着きがない子が小学校でスムーズに過ごすためのポイント<ADHD傾向 子育て>

集中力がない子・落ち着きがない子が小学校でスムーズに過ごすためのポイント<ADHD傾向 子育て>

「集中力がない子・落ち着きがない子」 (ADHD:注意欠陥・多動症)シリーズでお伝えしています。今回は、集中力がない子・落ち着きがない子(ADHD:注意欠陥・多動症傾向のあるお子さん)が小学校でスムーズに過ごすためのポイントをお伝えしたいと思います!

家庭から保育園や幼稚園の集団生活を始めると、お母さんやお父さんはお子さんが他の子どもと比べて違いがあることに気づき始めます。だいたい小学校に入る頃までにADHDの傾向がみられる子どもが多いです。

小学校に入ってから集団生活のルールに沿って行動することがさらに求められ、ADHD傾向のある子どもも親も辛い状況になりやすいです。この時期に一番ADHDの特徴が分かりやすくでるので、日本では診断が出ることが多いです。

診断が出ても出なくても、具体的にどんな対応をしたらいいのかわからないと、親子共々辛いままになってしまいますね。ここでは、どんな状況になりやすいのか、どんな対応ができるのかお伝えします!

具体的には、ADHD傾向のあるお子さんは、小学校で下のような様子が明らかにみられることが多いです。

・授業中に先生の話に集中できない

・静かにしていないといけない時に大きな声を出す

・質問が終わる前に答えてしまう

・課題に最後まで取り組めない

・授業中に、じっとしていられず歩き回る

・忘れ物が多く、物をよくなくす

・順番が待てない

・突然カッとなる

小学校4年生ぐらいからは、からかわれたり、他の子どもたちと仲良くできなくて、一人になってしまうこともあります。

また、同じことを何度注意されても行動を変えることができないので、学校で問題児扱いをされてしまうこともあります。

親も家で毎日怒ってばかりになってしまい、自分を責めたり、どうしたらよいのかわからなくなってしまったり、子どももどんどん自信を失っていくことになりやすいです。いくら注意しても行動が変わらない場合は、本人は悪気がなくてそうなってしまっている可能性もあります。

たとえすぐには診断が受けられなくても、ご家庭でその子にあった肯定的なコミュニケーションを取ると自信を回復させたり、聞く力を伸ばすことができます!その結果、生活習慣も整えていくことができます!

具体的には、少しでもできていることにフォーカスして、「前は全然できなかったけど」とか嫌味は言わずに、ストレートに褒めてあげてください!

「自分はやればできるんだという自信」の「自己効力感」を育ててあげることがポイントになります。

具体的にどんな風に「肯定的なコミュニケーション」をしたらいいのかは、メールレッスンでお伝えしています。

▼無料メールレッスンの登録はこちら▼

最後まで読んでいただきありがとうございます!

山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

参考文献「これからの発達障害のアセスメント」黒田美保編著

集中力がない子・落ち着きがない子が保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツ

集中力がない子・落ち着きがない子が保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツ

「集中力がない子・落ち着きがない子」(ADHD注意欠陥・多動症傾向)シリーズでお伝えしています。今回は、「集中力がない子・落ち着きがない子」 ADHD注意欠陥・多動症傾向のあるお子さんが保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツについてお伝えします!

家庭から保育園や幼稚園の集団生活を始めると、多くのお母さんやお父さんは自分の子どもが他の子どもと比べて違いがあることに気づき始めます。そして、だいたい小学校に入る頃までにADHDの傾向がでてくる子どもが多いと言われています。

この頃お子さんには、どのような特徴がみられるのでしょうか。

・落ち着きがなくてそわそわしていて座っていられない

遊びがてんてんとしている

・他の子のおもちゃを取ったり遊んでいるのをじゃまをしたりする

・がまんができなくて怒り出す(かんしゃくを起こす)ことがよくある

・ものをこわしたり乱暴な遊びをする

・他の子を押したり叩いたりする

など集団の中でのトラブルが良くみられます。また、いくら言葉で注意しても聞かずに、同じことが何度も繰り返されます。

なので、先生に注意されることが多くなってしまいます。
周りから、育て方が悪かったり、家でのしつけができていないからとみられてしまうこともあります。なのでお母さんも、いつも子どもの言うことややることを叱ってばかりになってしまい、「これでいいのだろうか」と自分のことを責めたり、疲れ切ってしまうことが多いです。

しかし、ADHD傾向の特性は、育て方のせいではなく、脳の機能がうまくいっていないことで出てくることなのです。お母さんはご自身のことを責めないでくださいね。

自分の子どもだとついできていないこと、ダメなところばかり目がいってしまいますが、そこを注意したり叱るとまた悪循環におちいってしまいます。その悪循環から抜け出すために、うまくいっていない時はいつもと違うことをしましょう!

一番のオススメは、少しでもできていることにフォーカスして、褒めてあげることです!ストレートに「座っているね!」「手洗ったね!」「食べたね!」とやっていることをそのまま言って、褒めてあげてください!

この年齢のお子さんは褒めてもらえるととっても喜んで、また褒めてもらえるように
同じことが素直にできるときです!

この時期にこそ「このままの自分でいいんだ!」という安心感、「自分はやればできるんだという自信」自己効力感をぜひとも育ててあげて欲しいです。

他にもお子さんが集団でスムーズに活動できる方法をメールレッスンでお伝えしています。

▼無料メールレッスンの登録はこちら▼

最後まで読んでいただきありがとうございます!

山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

次回は、「注意欠陥・多動症 ADHD傾向のある子が小学校でスムーズに過ごすための
ポイント」
についてお伝えしたいと思います。

参考文献「これからの発達障害のアセスメント」黒田美保編著

ADHD傾向があるお子さんの乳幼児・赤ちゃんの頃<発達障害グレーゾーン ADHD 子育て>

ADHD傾向があるお子さんの乳幼児・赤ちゃんの頃<発達障害グレーゾーン ADHD 子育て>

「集中力がない子・落ち着きがない子」 注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のあるお子さんは、1歳目には診断はでることはありませんが、乳幼児の頃に共通点がみられます。育て方が悪いとかしつけができていないからではないので、お母さんがご自身を責めないでくださいね。特徴と対応についてここでお伝えします。

1.なぜ乳幼児期・赤ちゃんの頃について知らないといけないの?

1歳前の乳児期には注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断がでることはないのですが、大きくなってから小さかったときのことを聞くと多くの共通点が見られます。

4歳前のうちに、正常範囲と区別することは難しいと言われていますが、この時期に子育てが大変なお母さんが「もしかして」と頭の片隅に入れておいてもらうと後でスムーズにサポートを受けやすいですね。

2. 乳幼児期の注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のあるお子さんの様子

では、乳幼児期に注意欠陥多動性障害(ADHD)のあるお子さんにはどのような様子がみられるのでしょうか。

・なかなか寝ない(眠たくてフラフラになっていても寝ない)

・よく泣いて、なだめても泣き止まない

・よく寝返りをうって、落ち着かない

・視線が合いにくい

・抱っこされると体を反らせたりしていやがる

・歩き始めが10ヶ月から1歳と早い

・言葉がでるのは少し遅いけれど3歳ぐらいにはおしゃべりなぐらいよく話す。

・食事にあまり興味がなかったり、偏食がある

育てにくくて、目が離せなくて、「しつけがなっていない子」とみられやすい特徴が並んでいますよね。これは、お母さんにとってとても大変ですね。一番イライラして、育児が大変だと思われる時期です。

日本であれば乳幼児健診のときや小児科で比較的気軽に日本語で相談ができますが、海外で子育てしていると気軽に日本語で相談できるところがあまりありませんね。

3. 乳幼児期にどんな対応をしたらいいのでしょうか

海外で子育てしていても、ご家庭でこの時期にできることは、「できた!」という達成感を味あわせてあげて、自己効力感を育ててあげることです!

具体的にはどうしたらよいのかというと、

1、「してほしい行動を短い言葉で伝える」
2、その行動ができたら、すかさず「できたね」「うん、いいね」など褒める!

この二つです!もっと具体的な伝え方はこちらに書いてあります。

して欲しくないことをしているときに「ダメだよ!」と注意をすると注意されるのが嬉しくてまた繰り返してしまうこともあります。

して欲しくないことをしているときの対応についてはメールレッスンでお伝えしています。

▼無料メールレッスンの登録はこちら▼

次回は、こちら。

集中力がない子・落ち着きがない子が保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツ

最後まで読んでいただきありがとうございます!

山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

参考文献「これからの発達障害のアセスメント」黒田美保編著

集中力がない子・落ち着きがない子ってどんな子?注意欠陥・多動症ADHD傾向

集中力がない子・落ち着きがない子ってどんな子?注意欠陥・多動症ADHD傾向

今回から、「集中力がない子・落ち着きがない子」(注意欠陥・多動症ADHD傾向)シリーズでお伝えします。

なぜかというと集中力がなかったり、落ち着きがない子を育てるのは、とても大変だからです。集中力がなかったり、気がそれやすい子は、落ち着きがない子達よりも目立ちませんが、忘れ物や物を失くすことが多くて、困ることも多いと思います。

そして、そんな子ども達は、叱られる機会が多くなってしまい、自分はこのままでいいのだという「自己肯定感」や自分にもできるという「自己効力感」が育ちにくくて、大きくなるにつれて、うつ病や行為障害などの二次障害になることもあるといわれています。

なので、二次障害になる前に、ご家庭でお子さんの特性の理解を深めてもらい、その子にあった対応をしていただきたいのです!

では、その「集中力がない子・落ち着きがない子」 (注意欠陥・多動症 ADHD傾向)とはどのようなものなのでしょう?

注意欠陥多動症(障害)には、主に不注意(注意がそれやすい)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(思わず行動してしまう)の3つの症状があります。

それぞれ具体的にお伝えしますね。

一つ目:不注意(注意がそれやすい)

・細かいところまで注意ができない

・話を聞くときに集中しつづけることが難しい

・話しかけられても聞いていないように見える

・やらないといけないことを終わらせられない

・時間の管理が苦手で締め切りを守れない

・勉強など精神的に努力を続けてしないといけないことをいやがる

・物をよくなくす

・気がちりやすい

・忘れっぽい

2つ目:多動性(じっとしていられない)

・手足をそわそわ動かしたり、イスの上でモジモジする

・座っていられずに立ち歩く

・やたらと高いところにのぼる

・静かに遊ぶことができない

・じっとしていない

・しゃべりすぎる

3つ目:衝動性(思わず行動してしまう)

・質問が終わる前に答える

・順番を待つことができない

・人の物を勝手に使い始める

・他の人の邪魔をする

・カッとなることがよくある

・興味があると飛びつく

といった特性が見られます。

(アメリカ精神医学会 (APA) が作った診断基準 DSM-5:『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版)による)

読まれてみて、ご自分も当てはまるというものがあったのではないでしょうか。私も不注意傾向がけっこう当てはまります。通常の発達でもみられることですが、診断がでるかどうかの線引きがあります。それは、上でお伝えした症状が、下の条件をクリアした時です。

・学校生活などに悪影響があるかどうか
・12歳になる前からあるか
・家庭や学校などの二カ所以上で見られるか
・その症状が他の精神疾患(例えば:統合失調症、気分障害、不安症、解離症など)で説明できるかどうか

悪影響という言葉は分かりにくいかもしれませんね。本人や周りが困っているというのがポイントです。本人は困ってなくても周りは困っていることもあったりします。

集中力がない子・落ち着きがない子の伸ばし方をメールレッスンでお伝えしています。

▼無料メールレッスンの登録はこちら▼

ADHD傾向のあるお子さんが、年齢別でどんな様子がみられるかさらに詳しくお伝えしています。

集中力がない子・落ち着きがない子が保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツ

集中力がない子・落ち着きがない子が保育園・幼稚園でスムーズに過ごすためのコツ

集中力がない子・落ち着きがない子が小学校でスムーズに過ごすためのポイント<ADHD傾向 子育て>

最後まで読んでいただきありがとうございます!

山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

 

私が「落ち着きがない子」をサポートする理由<発達障害 ADHD 子育て>

私が「落ち着きがない子」をサポートする理由<発達障害 ADHD 子育て>

フランス・カンヌ流 
“普通”じゃないから活躍できる!
“普通”の枠におさまらない子どもを育てる
親のメソッド 
発達科学コミュニケーション

こども発達コーチの山田ちあきです。

今回は、私が落ち着きがない子達と出会い
どうしてサポートすることにしたのか
お伝えしたいと思います!
(特定のお子さんのお話ではないです)

なぜこのテーマにしたのかというと、
やはり、「落ち着きがない」
「どこかに勝手にいってしまう」
「すぐに手を出す」など

ADHD(注意欠如・多動症)傾向の
あるお子さんの子育てはとても
大変だからです!

私も落ち着きがないお子さんに仕事
で関わってきて、困ったことがたくさん
ありました^^

私は仕事で、週に何回か数時間かだけ
の落ち着きがない子供達とのお付き合
いでしたが、お母さんは幼稚園に入る前
はずーっと一緒にいる訳です。

幼稚園に入っても1日の大半は一緒に過ご
しているわけですから、どれだけ大変な
思いをされていることかといつも思っています!

私がまだ駆け出しだった頃に出会った
お子さんの中に、

周りの刺激に注意をすぐにそらされて、
常に動き回っていたり、
思わず手や口が出てしまったり、
突然どこかに行ってしまうお子さん
が何人かいました!

(特定のお子さんではなくて一般的
なADHD傾向のあるお子さんのお話です)

どこかへ行ってしまうので追いかけると、
喜んでさらに捕まらないように逃げていく・・・
ということを何回か繰り返したこともあ
りました。^^;

危ないところへいってしまうのではないか
とヒヤヒヤでした。

最初はどう対応したらいいのか全く分かりませんでした。

先輩や上司にその子達の特性に近いと思われた
「注意欠陥・多動症(ADHD)」について
教えてもらい、自分でも勉強しました。

またそれぞれ特性に違いがあるので、
その子自身の個別の特性についても、
その子と関わりながら理解して、
どんな声かけ、関わりをしたら、
その子に響くのか試行錯誤を繰り返しました。

子ども達も慣れてきたり成長したのもあるとは
思いますが、私の関わり方、声のかけ方次第
で様子が変わるのがわかり、驚いたのを覚え
ています!

そこでいつも一緒にお子さんと過ごして
いるお母さんにコミュニケーションを工夫
するサポートをして、落ち着きのないお子さん
をぐんぐん成長させることができたら!

と思いこの発達科学コミュニケーション
の仕事を始めました!

子どもが落ち着きないから、どんな
対応をしたらいいのか知りたいとい
う方には、個別相談でお子さんにあっ
た対応策をお伝えします!

“普通”じゃないから活躍できる!
“普通”の枠におさまらない子どもを育てる
親のメソッド 
発達科学コミュニケーション

個別相談会開催中
お申し込みはこちらから>

最後まで読んでいただきありがとうございます!

このブログでは、発達が気になるお子さんを
育てているお母さんが「一人じゃない
んだ」と思ってもらえるように役立つ情報を
公開していきます!

一緒に楽しく子どもの発達をサポートする
仲間「発達メイト」になれたらうれしいです。

山田ちあき

Facebookの友達申請していただけたら嬉し
いです。
メッセージに簡単なブログのご感想も書い
て頂けるとさらに嬉しいです。

Facebookの友達申請は、こちら>

 

フランスの子育て:学習障害(LD)ディスレクシアってなに? <海外 子育て>

フランスの子育て:学習障害(LD)ディスレクシアってなに? <海外 子育て>

発達障害グレーゾーンのお子さんの中には、読み書きが苦手な学習障害の特性を持っているお子さんもいます。ここでは、フランスで発達障害のうち学習障害(LD: des troubles du langage et des apprentissages)について、どのようなものなのか、どんな風にして見つかるのか、相談先をお伝えします。

⒈学習障害ってなに?

ここでは学習障害(LD: des troubles du langage et des apprentissages)は、読み・書き・話す・計算障害のことを言います。ディスレクシアはそのうちの読み書き障害のことです。

フランスでは、学習障害のある子どもの40%は、二つ以上(話すのと読む)の障害があると言われています。

「話す障害」があると「読む障害」ある可能性が50%。また「書きの障害」もしくは「算数障害」があると、発達性協調運動症もしくは注意障害もあることが多いと言われています。

フランスの幼稚園では、発達がグレーゾーンのお子さんがいると普通クラスで介助の先生をつけてくれることもあります。幼稚園ではなんとか過ごせていても、小学校に入って読み書きの勉強が始まると、難しくなることもあります。

フランスでは特に勉強についていくのが難しいと、学習障害と言われるお子さんが多いように感じているので大切なテーマだと考えています。

小学校の1年生CP(Cours préparatoire)の初めに読みの障害が明らかになることが多いと言われています。

子どもが読みの障害があるとわかるポイントは2つ。

1つ目、書かれている「アルファベットの記号」と「音である音素」を関連付けることが難しいこと

2つ目。いくつかのアルファベットのかたまりを一つの単語として素早く認識することができないこと

この2つから、読むのが遅かったり、よく間違えたりするので気付かれるようです。

フランスの子どもの3〜5%がこの読みの障害があると言われています。

読みの障害がある子どもの多くの場合が、文字を書くことが難しい書字障害もあわせもっていることが多いようです。

日本語の場合は、ひらがな、カタカナ、漢字の記号と音の組み合わせが難しいことになりますね。

フランス語ではアルファベットの組み合わせととフランス語の音の関係になります。

日本語は「え」はどの文字の隣にあっても「え」としか読みませんが、フランス語のeは隣にあるアルファベットによって発音が5つ以上(もっとあるかも?)変わるのです!

今思いつくのは、et é est は、日本語の「え」と読みますが、è en e eu は日本語にはない「え〜」「おん」「ェ」「ウ」とかの音になるのです!

こんな感じでアルファベットの並べ方で音が変わる、このルールを小学校1年目のCPで詰め込まれて覚えないといけないのです。

もちろんその後のCE1,CE2でも復習しながら進んで行きます。

日仏家庭に育っていて、日本語の読み聞かせやひらがな表などの読み学習を先に始めている子どもには、CPで音とアルファベットの記号を結びつけるのに、最初は苦労するのは当たり前なのではないかと密かに思っています。

そしてネイティヴが音を教えてあげないと読み方が混乱してしまうので注意が必要ですね。わが家は「ママその発音じゃないよ」と直されてます^^

では、ディスレクシアなどの学習障害があるときはどこに相談へ行ったらいいのでしょうか。

日本では発達障害としては、主に下の6種類が含まれています。

1.注意欠陥・多動症(ADHD)
2.自閉症スペクトラム症(ASD)
3.学習障害(LD)
4.知的能力障害(ID)
5.運動障害(発達性協調運動症)
6.コミュニケーション障害

日本では、発達障害の6つのどの障害でも発達障害支援センターなどで対応してくれているようです。

しかし、フランスでは発達障害という概念が日本のように浸透していなくて、それぞれ障害の種類によって専門の窓口が異なります。

お子さんにあった窓口へ相談にいくことになりますので、それぞれの窓口が専門として見ている子どもの特徴についてお伝えしたと思います。

フランスでディスレクシアを含む学習障害 (LD: des troubles du langage et des apprentissages)かもしれないときの相談先は

まずは、近くで開業している言語聴覚士(Orthophoniste)が学習障害の専門家です。

また、自閉症スペクトラムついての情報センター(Centre de Ressources Autisme :CRA)と同じようにそれぞれの地域圏に学習障害と発達性協調運動症の診断ができるようにセンターが作られています。

そのセンターはこちらのサイトからお探しください。

お家でできる学習障害のお子さんを伸ばす声かけ方法をメールレッスンでお伝えしています。

▼無料メールレッスンの登録はこちら▼

最後まで読んでいただきありがとうございます!

山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

フランスの発達障害グレーゾーン関連の記事はこちら

フランスで子育て:自閉症スペクトラム情報センター<発達障害 海外 子育て>

https://yamadachiaki.com/article1220/

フランスでの子育て フランスの発達障害グレーゾーンの療育 <海外 子育て>

フランスでの子育て:発達障害グレーゾーンの子ども達 <発達障害 ADHD 海外 子育て>

フランスで子育て:自閉症スペクトラム情報センター<発達障害 海外 子育て>

フランスで子育て:自閉症スペクトラム情報センター<発達障害 海外 子育て>

 

Share This