集団活動があると学校・幼稚園に行きたがらない子どもを安心させる!お母さんの声かけ<発達障害 ADHD 子育て>

集団活動があると学校・幼稚園に行きたがらない子どもを安心させる!お母さんの声かけ<発達障害 ADHD 子育て>

前回「集団活動が苦手で聞けない子」にどう対応したらいいのか?その1でした。

発達障害のお子さんが、他の人との関係が育って「聞ける」ようになるには、その都度その子が安心して過ごせるような環境を作ってあげること!だとお伝えしました。

その「安心して過ごせる環境」ってどんなものなのか、今回お伝えします!

小さい子どもは「初めて」のことが多いです。

新しいことが得意の子もいれば、苦手な子も
いますが、発達障害の
自閉症スペクトラムの子どもたちは
苦手な子が多いです。

その苦手さを克服させるために、ただ新しい
ことをたくさん経験させてあげても
苦手さがなくなることはありません!

逆効果になって、自分を安心させるため
の行動をするようになってしまいます。

安心して過ごせる環境は、子どもにとって
「わかりやすい」環境といえます。

具体的にはどんな環境かというと、

・スケジュールを目で見てわかりやすく

その日(お子さんによっては1週間)の
スケジュール表を絵や写真、お子さんに
よっては字で書いて、事前にわかるよう
にする。

そして予定が終わるとそれを外して、
これからやることを目で見てすぐに
わかるようにする。

臨機応変に対応するのが苦手なので、
事前にどのような流れになるかわかって
いると安心できます。

・言葉でのやり取りが難しい時は、
絵カードコミュニケーション(PECS)を使う

お子さんに伝えたいこと、お子さんが
伝えたいことを、絵カードを見せて伝え
合う。

言葉だけではわかりにくい場合も絵を見せ
ると伝わりやすいです。お子さんにわかる
言葉も添えながら伝える・伝えてもらう。

自閉症スペクトラムの方々は音の過敏さが
あって、話している音を拾うのが得意でな
いことが多いです。

言葉がわからない外国にいるような感じで
生活していると想像していただけたらと分
かりやすいですかね。

例えば、皆さんが言葉がわからない外国の
レストランにいったときに、メニューを見
てもさっぱり書いてあることがわからない
し、人に聞いても何を言っているかわから
ないとき・・・

写真がついているとわかりやすいですよね!

お子さんは、自分が欲しいものを伝えられ
ると、それがもらえて満足してまた伝えよう
と思いますね。
もちろん要求に答えられないときもあります。

そして、困っていることが伝えられると、対処
してもらえるので、不安が減って、安心につ
ながります。

・物理的な環境もわかりやすく

いつもの自分の席、食べる部屋、遊ぶ場所、
寝る場所、自分の靴をしまう場所、自分の
コートをかけるところなどわかりやすくする。

わかりやすい環境であれば、ルーティーンで
やることを覚えることができます。自分の靴
をしまったり、コートを掛けたりすること
ができるようになります。

臨機応変に対応するのが苦手なので、いつも
の環境をできるだけ維持してあげると安心し
ます。

ときには、同じにはできないこともあり
ますね。

子どもがパニックになったり、困っていると
きは、「何が嫌なの?」とオープンクエス
チョンではなく、「はい」か「いいえ」
答えられる質問をすると答えやすいです。

例えば、「音が嫌なの?」
「△△が嫌なの?」という感じです!

よくわからない不安や恐怖感から大人
の指示を聞きにくいことが多いので、
「よくわかってる!」状況にしてあげ
ると安心できます(^^)/

お子さんにあった安心できる環境を
具体的に知りたい方は、個別相談で
お伝えします!

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発達障害〜集団活動が苦手で話を聞けない理由<発達障害 グレーゾーン 感覚過敏 子育て>

発達障害〜集団活動が苦手で話を聞けない理由<発達障害 グレーゾーン 感覚過敏 子育て>

今回は、集団活動が苦手で聞けない子にどう
対応したらいいのか
についてお伝えしたいと
思います!

海外在住の幼稚園年長のBくん、自閉症
スペクトラムの診断が出ています。

お家ではミニカーを並べたり、プラレール
で一人で遊んでいることがほとんどです。

お母さんが声をかけても聞いていないのか
返事をしないのですが、自分から欲しいも
のがあるときに、欲しい物をお母さんに言
うことはできています。

集団活動が苦手で、先生の指示は聞かずに、
みんなとは違う活動を一人でしていること
がほとんどです。

初めての場所や人も苦手で、その場から逃げ
出したり、ウロウロと歩き回ることもあります。

幼稚園では、介助員の先生がついていて、他の
子ども達がやっている活動に参加させたり、
どこかに行ってしまうときはついて行ってく
れています。

人の話は聞かないで、自分の要求だけ伝えてくる
様子が、一見、わがままなように見えますが、
このお子さんには、自閉症スペクトラムの診断
が出ているところがポイントです。

自閉症スペクトラムの特徴は、 「他の人との
関係とコミュニケーションがとても苦手」なこ
とと

行動や興味、活動が限られていて繰り返
されていること(臨機応変な対応が苦手)
の2つあります。

自閉症スペクトラムと診断された青年ジェリー
の体験談で、彼が小さかったときは

耐えがたい騒音と、耐えがたい異臭に満
ちていた

というように、自閉症スペクトラム
の人々には感覚過敏があるといわれています。

例えば、音に敏感というのは、色々な音がして
いる中で自分が聞きたい音だけを拾い上げるの
が苦手な特性があるのです。

具体的には、レストランでみんなで食事を
しているときに、お店の中の全ての音が耳
に入ってきていて、目の前のお母さんの話
している声にだけ集中してその音だけを拾
い上げることが難しいのです。

このような感覚過敏があるため、恐怖心や
不安感が常にあるようです。

いつも同じことをしたり、同じことに興味
を持って繰り返しているのは、自分が
「安心」できるように工夫していると考え
ることができます。

また、普段の生活は、いつも同じことはほ
とんどなくて、何かが違うものですね。

臨機応変に対応することも苦手な訳ですか
ら、このような変わりやすい生活の中で
自分の恐怖心・不安感に対応して、自分を
安心させるために様々な行動をとっている
と理解することができます。

 

例えば、数字やアルファベット、カレンダー
などは変化のない常に同じものなので、
自閉症スペクトラムの人たちには安心する
ものと言われています。

Bくんの行動は、この自閉症スペクトラム
の症状だと考えると、ミニカーを並べたり
プラレールで遊んでいるのは、同じことを
して安心できるようにしている工夫だと
考えることができます。

自分を安心させるための活動をしていると
きに背中から声をかけられても音を拾い上
げるのが苦手な特性もあって、その声は
耳にとどかないことになりますね。

その状態がお母さんの声が聞こえない、
先生の指示を聞いていないように見えて
しまうのです。

感覚過敏は他の人との関係が持てるよう
になって成長してくるとだんだんと減って
くると言われています。

ではどのように対応したら、他の人との関係
が育って、「聞ける」ようになるのでしょうか。

それは、その都度その子が安心して過ごせるよ
うな環境を作ってあげること!です。

赤ちゃんにはまず最初「安心感」を与えてあげ
ることが大切といわれているように、自閉症
スペクトラムのお子さんにも「安心」できる
環境を作ってあげましょう。

「安心感」が育ってくると、自分を安心させる
ための儀式のような同じことを繰り返す必要が
なくなって、その分、外の世界に目が向くよう
になってくるのです。

の人との関係・コミュニケーションが育って
いったり、新しいことを学べる状態にもなるのです。

ここで、「いつも同じでは成長しないから!」
「変化に満ちた刺激的な毎日を送らせたい!」

と毎日、新しい違うところに連れて行って、
新しいことをやらせようとしたら

自閉症スペクトラムの子どもは、恐怖と不安で
いっぱいになってしまいます。

そして、自分を安心させるための
「同じ行動」をもっともっとしてしまうこと
になります!

ジェットコースターが大嫌いな人が毎日
ジェットコースターに乗らされたり、

高いところが大嫌いな人が毎日窓のない
観覧車に乗せられて、5周されられてし
まうようなものです!!

(フランスの観覧車には窓がないものが
多いみたいです^^;)

怖すぎて新しいことを学んだり、他の人
とコミュニケーションなんてとっている
場合ではないですよね!

その場から逃げ出したり、

「きゃー、助けてー」と叫んだり、

それでもやめてもらえなくて、我慢できなくなったら

暴れて抵抗したり、

パニックになったり・・・

しますよね。

具体的な「安心できる環境」については
次回お伝えしたいと思います。

集団活動が苦手なお子さんへの対応策
を個別相談でお伝えしてきます。

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私が「落ち着きがない子」をサポートする理由<発達障害 ADHD 子育て>

私が「落ち着きがない子」をサポートする理由<発達障害 ADHD 子育て>

フランス・カンヌ流 
“普通”じゃないから活躍できる!
“普通”の枠におさまらない子どもを育てる
親のメソッド 
発達科学コミュニケーション

こども発達コーチの山田ちあきです。

今回は、私が落ち着きがない子達と出会い
どうしてサポートすることにしたのか
お伝えしたいと思います!
(特定のお子さんのお話ではないです)

なぜこのテーマにしたのかというと、
やはり、「落ち着きがない」
「どこかに勝手にいってしまう」
「すぐに手を出す」など

ADHD(注意欠如・多動症)傾向の
あるお子さんの子育てはとても
大変だからです!

私も落ち着きがないお子さんに仕事
で関わってきて、困ったことがたくさん
ありました^^

私は仕事で、週に何回か数時間かだけ
の落ち着きがない子供達とのお付き合
いでしたが、お母さんは幼稚園に入る前
はずーっと一緒にいる訳です。

幼稚園に入っても1日の大半は一緒に過ご
しているわけですから、どれだけ大変な
思いをされていることかといつも思っています!

私がまだ駆け出しだった頃に出会った
お子さんの中に、

周りの刺激に注意をすぐにそらされて、
常に動き回っていたり、
思わず手や口が出てしまったり、
突然どこかに行ってしまうお子さん
が何人かいました!

(特定のお子さんではなくて一般的
なADHD傾向のあるお子さんのお話です)

どこかへ行ってしまうので追いかけると、
喜んでさらに捕まらないように逃げていく・・・
ということを何回か繰り返したこともあ
りました。^^;

危ないところへいってしまうのではないか
とヒヤヒヤでした。

最初はどう対応したらいいのか全く分かりませんでした。

先輩や上司にその子達の特性に近いと思われた
「注意欠陥・多動症(ADHD)」について
教えてもらい、自分でも勉強しました。

またそれぞれ特性に違いがあるので、
その子自身の個別の特性についても、
その子と関わりながら理解して、
どんな声かけ、関わりをしたら、
その子に響くのか試行錯誤を繰り返しました。

子ども達も慣れてきたり成長したのもあるとは
思いますが、私の関わり方、声のかけ方次第
で様子が変わるのがわかり、驚いたのを覚え
ています!

そこでいつも一緒にお子さんと過ごして
いるお母さんにコミュニケーションを工夫
するサポートをして、落ち着きのないお子さん
をぐんぐん成長させることができたら!

と思いこの発達科学コミュニケーション
の仕事を始めました!

子どもが落ち着きないから、どんな
対応をしたらいいのか知りたいとい
う方には、個別相談でお子さんにあっ
た対応策をお伝えします!

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自立した大人になるための必須ステップ<発達障害グレーゾーン 子育て>

自立した大人になるための必須ステップ<発達障害グレーゾーン 子育て>

前回は、穏やかな思春期・反抗期を過ごすためのコツについてお伝えしました。ここでは、子どもの発達段階の乳児期幼児期学童期(前半後半)、思春期青年期のうち最後の青年期 自立した大人になるためにやっておいて欲しいことについてお伝えします!

この時期は、大人になる準備段階なので、子どもとして扱ったらいいのか大人として扱ったらいいのかご両親が迷うこともある時期です。

思春期の混乱から少しずつぬけでてきて、自分とはなにかというアイデンティティを作り上げていく
時期です。この自分探し(アイデンティティを作り上げること)がうまくいかないと心理的な自立・親離れが難しくなったりします。

親はいつまでも子どもの世話を焼き続けることはできないので、どんなことがお子さんの中で起きているのか知って自立に向かえるようにサポートしたいものですね。

この時期は、思春期よりも親からさらに心理的に離れて、自分が社会でどのように生きていくか、自分らしく生きる方法を探します。今までの大人から教えてもらった価値観を壊して、自分の価値観を作り上げます。

友人同士、仲間同士で支えあって自分と向き合って自分とはなにかというアイデンティティを作り上げます。これができてくると大人への扉が開きます!

「自分はこれでいいんだ」と自分を受け入れて、ある程度の自信をもって、いろいろなことを学びながら成長していけるようになっていくのです。

青年期は人によって始まりと終わりの時期が違います。日本ではこの段階を終えるのが30歳ぐらいの人もいると言われています。子どもの発達段階では一番長い時期ですね。この大人のような外見の青年期、親の手からはかなり離れていきます。自信をもって元気に社会に出て行ってもらいたいですよね。

そのためには、子どものいいところや努力しているところに注目して、褒めたり、スキンシップをすることはあいかわらずとても大切です!

発達障害やグレーゾーンの人たちはこの時期に「実は自分は発達障害だった」「発達障害傾向があったんだ」と気付く人もいます。自分とはなにか?というアイデンティティに「発達障害」も含まれますね。

自分には、苦手なこともあるけれど得意なところもあって「自分はこれでいいんだ」という自己肯定感、またやればできるんだという自信・自己効力感を育ててあげたいですね。

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山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

参考文献「思春期・青年期の心理臨床」佐藤仁美、西村喜文

発達障害の子が穏やかな思春期・反抗期を過ごすためのコツ<発達障害 ADHD 子育て>

発達障害の子が穏やかな思春期・反抗期を過ごすためのコツ<発達障害 ADHD 子育て>

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“普通”じゃないから活躍できる!
“普通”の枠におさまらない子どもを育てる
親のメソッド 
発達科学コミュニケーション

こども発達コーチの山田ちあきです。

 

前回は、学童期前半にやっておいて欲しいこと
ついてお伝えしました。

ここでは、子どもの発達段階の

乳児期
幼児期
学童期(前半後半)
思春期青年期

のうち思春期・青年期の思春期にを穏やかに過ごすためにできることをお伝えします!

思春期・青年期は、子どもから大人へ変わっていく途中の時期です。
お母さんがたもご自身の思春期のことは多少は覚えていらっしゃるかと思います。

この時期は、第二次反抗期と言われるように親につらく当たってきたりして親にとっても
楽ではないです。

仲間との関係が大切になってくる時期ではありますが、親の存在はとて
も大切です。

思春期の子どもたちが日々生きている状況(発達段階)を分かっていないと、カチンとくる
ことを言ってくる子どもに対して「誰のおかげでこれだけ大きくなれたと思ってるの!」と
つい対抗してしまうことになりかねません。

親子ゲンカばかりになって「どうせ自分のことなんて親はわかってくれないんだ!」と
子どもがすねてしまうかもしれません

子どもたちが安心して大人へのステップを上がっていけるように、ここで思春期の発達段階
と課題、対応方法をお伝えしたいと思います。

思春期と青年期の関係ですが、

・思春期が青年期の前半にあたるという説と、

・日本の小学校高学年頃から思春期が始まって、中学・高校時代にピークを迎えて、
青年期と重なって青年期は社会に出る頃まで続くという説があります。

どちらにしても思春期・青年期は人によって始まりと終わりの時期が違います。

思春期が始まる目安としては、だいたい女の子は小学校高学年(11〜12歳)から、男の子
は中学校に入ってから(13〜14歳)です。

青年期の終わりはだいたい26歳、日本では29歳ぐらいまでのこともあると言われています。

身体・運動
思春期は、第二次性徴が始まって体が大人に近づいてくるステップです。

男の子は、のど仏が出てきたり、声変わりしたり、毛深くなってきたりします。
女の子は胸が大きくなってきたり、体が丸みをおびてきたり、生理が始まります。

子ども達にとっては、全部が突然の出来事で、心の準備がないままなので、
この変化と新しい自分の体を受け入れるのが大きな課題になります。

この時に同性の大人や先輩に相談できるような環境があると、不安な気持ちが
軽くなって受け入れやすくなります。

認知・言語
幼児期の具体的なものを使って考える段階から、目に見えないことも頭の中で
抽象的に考えられるようになります。

自分の持っている一つの見方だけではなくて、いろいろな見方でものを見られるよ
うにもなります。

そして、親から教えてもらっていた価値観に疑問を持つようになり、大人に対して
批判的な態度になったり、つらくあたったり、子どもによっては無視をしたり、
暴言を吐くこともあったりします。

自分は何なのだろうと自分(アイデンティティ)探しをする時期で、親のものでは
なくて、自分自身の価値観を作っていく時期です。

この時期は第二次反抗期とも言われています。

社会性・関係性・情緒(こころ)
親からは、前よりも心理的に離れていき、親以外の仲間たちとの関係が大切になります。
その中で自分とは何か?を探していきます。

仲間のグループに入っていたいという気持ちが強くなっていて、孤立するととても不安に
なります。

また自分の体についてや自分自身についても気になるようになって自意識が高まります。
長いこと鏡で自分のことを見ていたりすることもあります。

周りからどう見られているのかもとても気になる時期なので、他人の何気ない言葉に傷つく
こともあります。

この時期は特に、親に対して批判的になってきて、カチンとくることを言ってきたりして、
どう対応したらよいのか迷われると思います。

「子どもの存在を肯定する」ことが大切です。

子どもとしての扱いから、だんたんと対等な大人としての扱いに変えていくことで、
大人になる途中の子どもの存在を肯定的にポジティブに受け入れることになります。

例えば、一方的に命令や叱りつけるのではなくて、

一人の大人として自分で選ばせたり、

「◯◯だと(客観的な事実の説明)私は××と感じた(親の気持ち)。

どうしてかというと私は△△を求めているから(親の要望)。

だから、⬜︎⬜︎をしてもらえませんか?(具体的な依頼)」

というように自分の気持ちを話して、だから⬜︎⬜︎をしてもらいたいと

いうような対等な大人に対するような話し方が大切になってきます。

またどんなに大きくなっても、本人は恥ずかしがっても
子どものいいところや努力しているところに注目してあげて、
褒めてあげたり、スキンシップをしてあげることもとても大切です!

親から認められている愛されているという気持ちがベースにあるからこそ、

仲間との関係が作れ、自分探しができるのです。
発達障害の子どもたちは、この時期に孤立してしまうこともありますが
趣味が同じ仲間ができることもあります。

お母さんには学校での様子はあまり話したがらない時期ではありますが、
様子をみて本人が好きなことを他の仲間と共有できる習い事などを一緒に
探してみるのもありだと思います。

次回は自立した大人になるためにやって欲しいことについてお伝えします。

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参考文献「思春期・青年期の心理臨床」佐藤仁美、西村喜文
「10代の子どもをもつ親が知っておきたいこと」水島広子

発達障害の子が小学校の高学年をスムーズに過ごすために親ができること<発達障害 ADHD 子育て>

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こども発達コーチの山田ちあきです。

 

前回は、学童期前半にやっておいて欲しいことについてお伝えしました。

ここでは、子どもの発達段階の

乳児期
幼児期
学童期(前半後半)
思春期青年期

のうち学童期の後半の様子と親ができることについてお伝えします。

学童期(小学校)の後半に入ると仲間との関係の方が深まってきて、親に対して無愛想だったり、
批判的になってきます。もう「親は必要ないのだ」と思ってしまうこともあるかと思いますが、
やっぱりまだまだ(ずっと?)親の存在は大きいです!

身体・運動
小学校後半になると女の子は第二次性徴が始まって、性的な変化が起きます。不安になったり、恥ずかしい気持ちが起こりやすい時期です。

運動能力がどんどん上がってきて、グループでやるドッジボール、野球、サッカー、バスケットボールなどのスポーツも楽しめるようになります。

認知・言語
高学年になってくると具体的なものがなくても頭の中で考えることができるようになってきます。学校の学習も10歳頃から抽象的な内容になってきて、難しくなってきます。この頃から勉強がむずかしくなってきて自分はわからないと劣等感をもってしまう子どももいるので、注意をして様子を見てあげる必要があります。

 

社会性・関係性・情緒(こころ)
学童期後半になってくると、親とは別の「自分のこころ」があることが分かってきます。親以外の人にも興味を持って、自分がなりたいと思う人をみつけてモデルとしてみるようになります。同じスポーツクラブの先輩や学校や習い事の先生・コーチなど人それぞれです。


親に頼ったり甘えたりするのが減ってきて、自律して取り組もうとしていきます。

女の子は第二次性徴が始まって、お父さんに対して自分に関心は向けてほしいけど、あまり自分のこころに近づかれるのはイヤという感じで複雑な気持ちを持つようになります。

男の子は、周りの目を気にしてお母さんに無愛想になったりしますが、自分のことは理解してほしい気持ちは変わらずあります。

小学校半ばくらいから仲の良い友達ができ始めます。ギャングエイジといわれるように同性の仲良しグループができて一緒に行動したり遊んだりするようになります。仲良しグループの中でほかの人と自分を比べて見られるようになってきて、自分はできると思えたり、逆にダメだと否定的になりやすい時期でもあります。

この時期から親に対して批判的になってきたりしますが、相変わらず、親や大人に認められることは大切です。友達の中で認められることも大切になりプライドもあるので、親に友達関係の悩みはなかなか話しずらくなります。こどもにとっては小学校での人間関係は大きな位置をしめることになります。

親からの愛情や親子のポジティブな関係をベースに、外の世界の人たちとつながっていきます。

発達障害のお子さんはこの時期に孤立してしまったり、勉強についていくのが難しくなることもありますので、学校での様子を本人や先生、友達などに聞いて、状況を見てサポートが必要なこともあると思います。

 

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