マインドフル・セルフ・コンパッション(MSC)を教えるためのMSC講師養成研修のためにフランスの田舎で1週間の合宿に参加してきました!

MSCでは言葉での情報を得るというよりも、体験をより大切にしています。たくさんの個人・小グループ・大グループのワークや瞑想などがある体験型の学びです。

プログラム自体がよく作られていて、安心安全な感覚をまず作って、自分の体と心とつながるワーク、その後他の参加者と安心安全な環境でつながる機会があるので、あたたかくてリラックスした体と心で1週間を過ごすことができました。

フランス語でフランス人の中に混じって学ぶとなるとフランスに留学していた大学院時代を思い出します。

言葉が全部は分からず自信が持てない状況でした(今もネイティブのようにはいきません)。

授業中に先生が一方的に話すのを必死にノートに取るけれど、話がどんどん進みついていけず、「こんなんで本当に単位が取れるのか私」と不安になったり。

テスト前に、自分のノートを見ても情報が中途半端すぎて復習できず、「何をしていたんだ私」と自己嫌悪になったり。

周りの学生に頼んでノートを貸してもらってもフランス人の手書きの字が読めなくて困惑。「ノートも読めないなんてもう終わってる」とさらに落ち込んだり。

なんとか卒業はできたものの、不安・恐れの中で爪先立ちでそろそろと歩きながら緊張しながら学んでいたなと思います。

今回も同じように不安・緊張の中で学ぶことになるのかもしれないと思っていました。

しかし、MSCでの学びは全く違いました。

最初から自分の体や心とつながり、周りのことよりもまずは自分を大切にすることを学びます。そして、自分が安心して、心地よく感じるために必要なことをみんなで出していきます。カウンセリングなどの場でも大事にされる秘密を守る、批判しないなどがありますが、特に

「違いを尊重する」が私にとっては響きました。

自分はグループに属さないという感覚が安全ではない、孤独な感覚だということ。その感覚は誰もがもったことがあること。自分だけじゃなかったんだ!と感じられ大きく感情が動きました。

誰もグループから自分は外れているという感覚にならないように、安心安全を感じられるように皆で取り組みましょうという共通認識を持てたのが驚きでした。それだけ、日々の生活の中で外国人として「マイクロアグレッション」を受けてきていたんだなと自分の痛みに気づくこともできましたし、その痛みをやわらげることもできたように感じました。

私にとっては、とてもありがたい・あたたかい、これまでとは違う感覚で学ぶことができました。

この感覚を持ちながら学べるこのプログラム、すごいなと思いますし、この安心・安全、あたたかい感覚を持ちながら生きていくこともできるんだということを、たくさんの人に知ってほしいなと思っています。今後はカウンセラーとして個人の方々をサポートする他にもMSC講師としてプログラムやセルフコンパッションについて広めていけたらと思っています。

よろしくお願いします!

山田ちあき MSC講師(MSC Teacher in training)

臨床心理士・公認心理師・Psychologue

参考文献;『マインドフル・セルフ・コンパッション プラクティスガイド』〔2022〕

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