こんにちは!山田ちあきです。
海外で子育てをされたり、国際結婚をされている方々は、日本と違う文化の国に暮らしたり、違う人と生活していて文化の違いにびっくり驚くことがいっぱいあると思います。
私も今まで色々な国の方々と交流してきてたくさん文化の違いに驚きカルチャーショックを受けてきました ^^;
今回は、私がフランスに留学しようと思うきっかけになった最初のカルチャーショックについてお伝えします!
それは、大学の夏休みに1ヶ月フランスで国際ワークキャンプというのに参加して様々な国の若者と一緒に生活したときでした。
国際ワークキャンプには、トルコ、チュニジア、ドイツ、チェコ、フランス、ギリシャ、コスタリカ、アメリカ、メキシコ、日本と様々な国、宗教、文化の若者が参加していました。
食べ物の違い、宗教の違い、価値観が違うだろうということは頭でわかっていても、実際に目の当たりにするとえ〜とびっくりすることがいっぱいありました。
例えば、ボランティア活動中は、私と友人の日本人やチェコ人の男の子たちなどは、真面目に働くんです。
でも、お国柄によっては、そこら辺に座って雑談をずっとしていたりする人たちもいて「なんで?どういうこと?」とびっくりしました!
仲良くなって気心が知れたときに色々と話してみました。
すると、「どうして君達はそんなに一生懸命に働くんだ?夏休みのバカンスなんだしそんなに一生懸命に働かなくたっていいじゃないか!人生楽しまなくちゃ!」と言われたのです!!「なに??」
全く予想していなかった言葉に頭をガツンと叩かれたような衝撃を受けたのをよ〜く覚えています。
私は日本で身につけた「一生懸命に働くのがいい」というのが、絶対の価値観だと思っていたんです。「でも、そうじゃない価値観を持っている人たちが世界の中にはいたんだ!」
そしてその人の話では、その国ではみんな必死に働かない、人生を楽しむのが大事なんだ。というではありませんか。
そして一生懸命に働く私たちを見ても、申し訳ないとか罪悪感は持っている様子もなく(本人もそんな気持ちは全くないと言っていました)うらやましくなるぐらいに優雅に自分の時間を楽しんでいたのです!
良い悪いは別として
「なんで、一生懸命に働かなくていいのだろう?」
「どうして私達と違うんだろう?」
「どうしたら、こういう人が育つのだろう?!」
と私の頭の中にはたくさんの「なんで?どうして?」が次々とわき出てきました。
日本に戻ってからもどうしてだろうという思いはずっとありました。大学の授業で、文化人類学や社会学、人間論などを学んでそれぞれの国の文化や歴史が今の価値観を作っていることがわかりました。
けれど、やっぱり違う国に暮らしてその生活を体験してどんな風に違う文化で子ども達が育つのか学びたい!!と考えるようになったのです。
その思いから、後に色々な国の人々が暮らしているフランスに文化・発達心理学を学びに行くことになりました。
さて、発達障害グレーゾーンの子ども逹にも、違う文化の人たちのように「感覚が違うこと」ってありますね!
見た目だけでは、その違いがあることがわからなくても、コミュニケーションをとってみたら違う感覚を持っていたことが判明して、びっくりされることもあると思います!
なまけているのかと思って叱っていたけど、話しを聞いてみたら「やりたいけどできない」だけだったとか。わがままで「やらない」と言っているのかと思ったら、実は本人にはとてもつらいことだったとか。
私たちの感覚では想像できないことで困っていたりすることってありますよね。
「文化の違い」のように、良い悪いは別として、子どもの感覚が「どう違うのか」一番近くで生活しているお母さんが理解してあげられるようになると、子どもにとってとってもこころ強いです!
ぜひ、お子さんを違う文化に暮らす「外国人」だと思って、何に困っているのかニュートラルに聞いてみてください!
意外な答えが返ってくるかもしれません (^_^)
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最後まで読んでいただきありがとうございます!
山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー
臨床心理士
Psychologue