多文化間カウンセラーの山田ちあきです。

日本を離れ海外育児をしていると、日本では当たり前のことがその国では全然違くて、カルチャーショックをうけることって結構ありますよね。

 

子どもがいないうちは欧米文化出身の旦那さんだとそれほど夫婦の間で大きな文化の違いを感じなかったのに育児をする中で「え〜こんなに違うの?!」ってことが増えたと感じる方も多いと思います。

 

 

例えばフランスでは、離乳食は重湯からではなくて、

野菜のピュレからスタートだったり、

添い寝はしないで子供部屋で一人で寝かせるようにしたり、

1歳ぐらいからマドレーヌやチョコレートを食べさせてたり、

フォローアップミルクを長くあげていたり、

子どもが熱を出したときにすぐに解熱剤を飲ませたり、

日本みたいにすぐに「ごめんね」と謝まるようにしつけなかったりします。

 

義理のお母さんから、何十年も前の育児方法でアドバイスされて「え??」となったり、現地のかかりつけの小児科医に教えてもらったその国ではスタンダードな方法でやらないと悪いような気持ちになったりすることもあると思います。

 

とはいえ、海外に住んでいても育児情報は日本語の方が頭に入りやすいですし、日本で育ってきた訳ですから、日本のやり方の方がしっくりくると感じる方も多いと思います。

そこで、日本のやり方でいくか、住んでいる国のやり方でいくか?!迷うお母さんも多いと思います。

ここで、どうしてお母さんの考えているやり方とお父さんを始め、義理のお母さんや小児科医のやり方が、食い違ったままだととよくないのか?考えてみたいと思います。

 

日本では当たり前の習慣ややり方は、海外にでるとほとんど知られていないことが多いですね。

日本では違うやり方でやっているということすら、想像もしない人たちもたくさんいます!

旦那さんも「えっ、そうだったの?」とびっくりしてしまうこともあるかもしれません。

 

このように周りの理解がない中で、お母さんが、この国のやり方とは違うけど、自分のこのやり方でいいのかなと自信がないまま、不安に思いながら子育て続けていると、だんだんとストレスが溜まっていってしまうのです。

そして、うまくいかないことがあると、イライラしてきて、お子さんに辛くあたってしあうことにもなりかねません。

 

例えば、

旦那さんは不満そうだったけど、お母さんは子どもと毎晩添い寝をすることにしたとします。

当たり前ですが、夜泣きがあって、寝不足が続きます

旦那さんも初めての子どもで赤ちゃんがこんなに夜泣きをするとは知りませんでした。

夫婦ともに寝不足続きで疲れてきて、イライラして旦那さんから

「フランス(僕の国の)子どもはこんなに夜泣きをしないはずだ。添い寝のせいなんじゃないか?」

とボソッと言ったとします。

「えーっ私のやり方がいけないっていうの?私だって一生懸命にやっているのに!」と腹が立ってしまいますね。

そしてさらにイライラして、悪循環になってしまうかもしれません。

 

では、そうならないためには、どうしたらよいのでしょうか?

 

それは、夫婦のコミュニケーションです!

 

まずはお母さんご本人が何を大切に思っているか、ゆずれないものなのか、妥協して他の方法にすることもできるのか優先順位をつけて考えてみて、そして、ご夫婦でそれぞれがどう考えているのかじっくりと話し合って共通の理解を持てるようにしましょう!

 

先ほど添い寝の例では、ご自身が子どものすぐそばで寝た方が安心できる、夜中の授乳がらく、そうするのが自分にとっては自然だからなど色々と出てくると思います。

そういう自分の視点・思いを人生・育児のパートナーである旦那さんに伝えてあげましょう。

伝えないと伝わらないことって本当に多いです!

特に言葉で伝え合うことが大切な文化(欧米)では、言葉で伝えないとなかなか察してもらえないです。

その上で旦那さんの思いも聞いて、お互いに納得のいくやり方を見つけていってください!

 

特に、お父さんとお母さんで子どもと使うことばが違って、バイリンガル環境のご家庭だと両親それぞれが子どもにどんな働きかけをしているのかお互いにわかりにくいものです。

 

夫婦で子育ての仕方の共通の理解をしておけば、両親のことばは違っても、子どもへの対応は安定させることができるので、子どもの伸びも違ってきます!

 

義理のお母さんやかかりつけ医の先生には、夫婦で話し合って決めたことを旦那さんから説明してもらうか、ご自身で夫と話し合って決めたのでと説明すれば、理解してくれるはずです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

このブログでは、多文化の中で子育てしているお母さんが「一人じゃない
んだ」と思ってもらえるように役立つ情報を公開していきます!

山田ちあき

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