バイリンガル子育て:言葉が遅い?発達障害との見分け方 その2

発達障害グレーゾーン
海外在住だと、お父さんとお母さんが違うことばを使っていたり、家と外では違うことばだったりしてバイリンガル環境でお子さんが暮らすことになりますね。ことばが遅いとバイリンガルだからなのか、それとも違う原因なのか気になりますね。ここでは、ことばの遅れが発達障害だからなのか見分けるポイントをお伝えします。

海外で子育てをしていると、住んでいる国のことばとお父さんとお母さんの使うことばが違ったり、お父さんとお母さんの使うことばが違いますね。

お子さんたちは、バイリンガル・マルチリンガルの環境で暮らすことになります。

バイリンガル環境だとことばが遅れるとよく言われて、心配されているママの多いと思います。

ことばの遅れがあったときに発達障害のうちの自閉症スペクトラムなのかを知っているかどうかで、お子さんへの対応策は変わってきます。

もし、ことばが遅い自閉症スペクトラムの子どもにことばの遅れだけの問題だからと、本人には実はとても苦手だったり苦痛だったことを強いていたらどうなるでしょうか。

子どもにはストレスいっぱいの毎日になって、疲れ果てて、いつの間には二次障害が現れてきて、あれ?おかしい?ということになってしまいます。

見分けるポイントは「ことばの遅れ以外に自閉症スペクトラムの特徴があるかどうか?です。

自閉症スペクトラム(ASD:Autism Spectrum Disorder)にはどんな特徴があるのか、DSM-5というアメリカ精神医学会が決めた診断基準を大まかですが具体例もいれて簡単に説明しました。

バイリンガル子育て!言葉の遅れは当たり前?発達障害との見分け方 その1
発達科学コミュニケーショントレーナーの山田ちあきです。海外で子育てをしていると、住んでいる国のことばとお父さんとお母さんの使うことばが違ったり、お父さんとお母さんの使うことばが違ったりして、お子さんたちは、バイリンガル・マルチリンガルの環境

今回は、その2です。

診断基準には、他の人との関係とコミュニケーションの障害が続いていること

行動や興味、活動が限られていて繰り返されていることの二つのポイントがあります。

今回は二つ目のポイント「行動や興味、活動が限られていて繰り返されていること」について具体的にお伝えします。

「行動や興味、活動が限られていて繰り返されていること」には下のような4つの特徴があります。

1、いつも同じような体の動かし方をしたり、おもちゃやモノの使い方をしたり、話し方を繰り返す。

具体的には、いつも手をひらひらしたり、その場でジャンプしたり、くるくる回ったり、おもちゃを並べたり、キャッチフレーズみたいなどこかで聞いたことばをいつも繰り返して言ったりします。

2、変化が苦手で、いつもの習慣を頑なに守ろうとしたり、儀式みたいな行動やあいさつの仕方をする。

具体的には、いつも同じ道を通りたがったり、毎日同じものを食べたがったり、幼稚園やテレビ番組の予定がいつもと変わったりすると困ってしまったりします。

3、ある特定のことにピンポイントに異常に強い変わらない固定した興味を持つ。

具体的には、電車の種類や路線図にすごく興味をって電車の種類や駅をほとんど暗記していたり、道路標識に興味をもって、全部暗記していたり、何十年ものカレンダーを暗記していて、◯年◯月◯日は◯曜日と知っていたりします。

4、痛みや暑さ、寒さなどの感覚が敏感だったり鈍感だったりする。それかある感覚を感じることに関心をもって繰り返したりする。

具体的には、ずっとキラキラ光っているものや、回るもの(日本の回る扇風機や洗濯機)を見ていたりします。

 

この4つのうち2つ以上の特徴、プラス前回お伝えした「他の人との関係とコミュニケーションの障害」の3つの特徴に当てはまると自閉症スペクトラムと診断される可能性が高くなります。

このような特徴は、小さい時から出るけれど、大きくなってから明らかになるものもあります。

そして、このような特徴があることで、本人か周りの人たち、もしくは本人も周りの人たちも困っていて、学校や会社など社会生活などを送るのが難しい状況かどうかも診断のポイントになります。

診断は精神科医だけができることですが、もし特徴が似てるなと思われたら、ぜひそれをメモしておいてくださいね。

実際に診断を受けにいった方がいいのかどうかについては、この特徴をもっているお子さん本人が苦しんでいたり、お母さんや周りが大変な思いをされているかどうかにもよります。

お住いの国によっては診断をしてくれるお医者さんがいない場合は、日本に一時帰国するときに専門の医療機関にかかって、診断を受けられるお子さんもいらっしゃいます。

しかし、診断を受ける受けないに関わらず、お母さんや周りの大人がお子さんの特性を理解され、お子さんにあった対応をされることがとても大切になります。

 
お子さんにこの特性が少しあるような、ないようなでもちょっとありそうだなと感じられる場合は、診断はでないけれど、グレーゾーン(発達科学コミュニケーションではパステルと呼んだりします^^)の可能性もあります。

というか、誰でも発達障害の特性が多かれ少なかれあって当たり前なのです。

それでも社会や学校、幼稚園でやっていけているのであれば、それですばらしいことですね。

ただ、ことばが遅れているのであれば、早めの対応をしてあげることでこの先お子さんのことばは伸びて行きやすくなります。

お子さんのことばをグングン伸ばす方法をメールレッスンでお伝えしています。

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最後まで読んでいただきありがとうございます!

山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

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