継承語としての日本語教育その1では、海外で暮らしているお子さん達には、日本でお母さん達が受けてきた母語としての日本語教育ではなくて、「継承語としての日本語教育」の視点が大切

その2では、どのように継承語としての日本語の教育をしたらよいのか

その3では、お母さんとお子さんを取り巻く環境として、お家の外での日本語教育についてお伝えしました。

今回は、お母さんとお子さんを取り巻く環境として、お父さんとの関係についてについてお伝えしたいと思います。

日本語を使う・学ぶ場として、日本語補習校などに通うことおすすめとお伝えしました。でも、水曜日や土曜日など毎週補習校にお子さんが通うことにお父さんがいい顔をしないこともあると思います。

そもそもお父さんが全くわからない日本語で、お母さんがお子さんに話すことも喜んでいないこともあったりすると思います。^^;

そのような場合は、お母さんも気持ちがよくないですし、お子さんもお父さんに悪いことをしているような気持ちがしてしまい、日本語を楽しく使ったり、学ぶことができなくなってしまいますね。

ではどうしたらよいのでしょうか。
 
 そんな時には、ご家族で、それぞれが何を大切に思っているか、ゆずれないものなのか、妥協して他の方法にすることもできるのかなどじっくりと話し合って、優先順位を決めて、共通の理解を持つことがとても大切です。

例えば、週末は家族で過ごす時間にしたいと思っていたお父さんには、補習校は週末にあることが多いので、子どもが出かけてしまい一緒に過ごせないことは寂しいと言ってきたとしましょう。

そんな時の対応策としては、お母さんにとって補習校はどうしても譲れないことなのか?近所の日本人ママの子どもたちと日本語で遊ぶようにすればいいのか?日本に最低1年に1回は一時帰国すればいいのか?日本の通信教育を家でやればいいのか?

など代わりになる案があって、それでもいいと思えるのかどうか、ご自身のお気持ち、想いをじっくり見つめてみてください。

そして、お父さんとよ〜く話し合ってどの案にするか決めていただけたらと思います。

もちろんお子さんが補習校は嫌だと言ったり、これがやりたいという意向があるようでしたら、その意見も取り入れて考えてあげてくださいね。

お父さんもお母さんもお子さんも自分の想いを伝え合って納得して決めたかどうかで、お子さんの伸びも全然違ってきます!

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最後まで読んでいただきありがとうございます!

山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

 

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