フランス・カンヌ流 
“普通”じゃないから活躍できる!
“普通”の枠におさまらない子どもを育てる
親のメソッド 
発達科学コミュニケーション

こども発達コーチの山田ちあきです。

 

前回、海外で暮らしているお子さん達には、

日本でお母さん達が受けてきた母語としての日本語教育ではなくて、

「継承語としての日本語教育」の視点が大切

というお話をしました。

 

今回は、どのように継承語としての日本語の教育をしたらよいのか

お伝えしたいと思います。

 

家庭での継承語サポートの大前提として、

「母語が日本語の人たちみたいに完璧にできなくてもいい」

と腹をくくることが大切です。

海外育ちで、家庭だけで日本語を使う子達は、

日常会話の「話す」「聞く」は伸びやすいですが、

「読む」「書く」が苦手なことが多いです。

それはそれでいいのです!

 

「えーひらがなまだ読めないの?」

「こんな漢字もしらないの?」とつい日本で育った

ご自分の経験から言いたくなってしまうと思います。

しかし、否定的なことをつい言い続けたり、ため息をついたり

し続けると

子どもは日本語を使うとお母さんに文句を言われてしまう

から面白くない!もうやりたくない!日本語は難しすぎる!

となってしまいます。

 

そうならないように

自分とは育っている環境が違うということを思い返して、

できることに注目 するようにして、できるだけ褒めてあげましょう!

日本、日本語が好き、日本語って楽しいというポジティブな気持ちを

長く持てることが大切です。

将来、高校生、大学生になってまだ日本・日本語が好きで、

勉強したいと思ったら、

ひらがなもカタカナも数ヶ月で覚えてしまいます。

漢字も日本の小学生が1年かけて学ぶ漢字を半年で覚えること

だって可能なのです。

小さい時にイヤイヤながらもひらがな、カタカナ、漢字の練習や

音読練習をさせられて、日本語が嫌いになってしまうと、将来の可能性が

狭まってしまいます。

 

日本語を使えることで、楽しいと思える体験をたくさんさせてあげましょう。

日本語で楽しくコミュニケーションをしながら

何かを一緒に体験しながら学ぶ機会をもつが大切です。

 

具体的には、

小学校に入る前では、

絵本の読み聞かせをしたり、歌を歌ったり、遊びを通してことばの数

を増やしたり、ひらがなカルタで遊びながらひらがなに馴染んでみたり、

ひらがな表を貼ってみてクイズ形式でひらがな探しの遊びもできますね。

ひらがなを書くことに興味がわいてきているようでしたら、

物の名前に関連付けて書く練習へ進んでもいいと思います。

 

小学校に入ったら、子どもが興味のあることを日本語で一緒に

本使って学んだり、日本語の映画やテレビ番組を一緒に見て、

感想を話し合ったり、日本語の題材を元に日本語でコミュニケーションを

とることがおすすめです。興味があることだとことばの数も増えますね。

日本大使館からもらう日本の教科書の中で子どもが興味を持った

ものを一緒に読んでみることもできますね。

読むことに抵抗があまりないお子さんでしたら、

文章力を育てる取り組みとして、小学校では一緒に絵本やお話を音読をする

のがおすすめです。

文章を書くことに抵抗のないお子さんでしたら、

お母さんと一緒に内容を考えて、お母さんが見本を書いてあげて、

その文章を写して、おじいちゃんやおばあちゃん、

日本のお友達にお手紙を書くのもいいですね。

またお母さんとコミュニケーションしながら作文や日記にチャレンジして

みてもいいでしょう。

高学年になったら、普段の会話にわざと抽象的な言葉や漢字の熟語を

お母さんが使ってあげると語彙力がアップします。

 

次回は、お母さんとお子さんを取り巻く環境として、

お家の外での日本語教育についてお伝え

したいと思います。

 

子どもの言葉の発達や発達が心配だから、
どんな対応をしたらいいのか知りたいと
いう方には、個別相談でお子さんにあった
対応策をお伝えします!

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最後まで読んでいただきありがとうございます!

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育てているお母さんが「一人じゃない
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公開していきます!

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山田ちあき

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