海外で子育てをしていると、住んでいる国のことばとお父さんとお母さんの使うことばが違ったり、お父さんとお母さんの使うことばが違ったりして、お子さんたちは、バイリンガル・マルチリンガルの環境で暮らすことになりますね。
1、2、3歳と体はきちんと育っている。
子どもの言葉だけが、他の現地語だけで育っているモノリンガルの子どもや家庭では日本語だけで育っている子ども、国際結婚家庭でお家でもバイリンガル環境の子どもと比べて遅いこともあります。
そんなときに、バイリンガルだからなのか?発達障害(自閉症スペクトラム)だからなのか?知的な能力が弱めだからなのか?単なる個人差なのか?自分の育て方がよくなかったのか?と不安になってしまうこともあるかと思います。
言葉の発達が遅いお子さんには、ゆっくりなところや弱いところがあることも多いです。お母さんの育て方のせいでは決してないのでご自身を責めないでくださいね。
日本では、近所の保健センターで1歳6ヶ月児検診や3歳児検診があるので、心配なことがあれば、日本語で保健師さんなどに相談できます。
しかし、海外に住んでいると現地語で、お医者さんなどに相談をしないといけないことになりますね。
ここでは、言葉を育てるためにお母さんが海外在住でもお家でできることをお伝えしたいと思います。
お母さんができることは、お子さんのからだとこころを育てるための
・生活リズムをととのえる
・体や手を使って十分に遊ぶ
・気持ちを安定させる(お母さんも!)
ことです。
そして、その土台の上でお子さんとのやり取り、コミュニケーションです!
具体的には、お母さんから「これは車です!」と一方的に話しかけるのではなくて、子どもが興味を持っているものをお母さんが一緒にみて、「あ、赤い車だね」「早いねー」「行っちゃったね」と実況中継します。
また、これからやることや何かをやっているときに「ごはん食べるよ」「おいしいね」「パジャマに着替えるよ」「はい、ズボン脱ぐよ」など自然に出てくる言葉で、できるだけ楽しそうに話しかけてあげましょう!
お子さんが、何を言っているかさっぱりわからない、日本語でも現地語でもない宇宙語のようなことばで何か話すこともあります。
そんなときは、「さっぱりわからないよ」と否定するのではなく、ジェスチャーゲームで当てっこをしているような感覚で、対応してあげましょう。
お子さんの様子からどんなことを言いたいのか想像して、「車であそんで、楽しいね」「積み木が崩れちゃって残念!」などこどばを添えてあげましょう!
もちろん外れることもありますが、自分に注目してくれて、言っていることを聞いてもらえると、うれしくなって、もっと言おうという気になってくれるはずです!
ぜひ、やってみてみてくださいね!
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最後まで読んでいただきありがとうございます!
山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー
臨床心理士
Psychologue