「集中力がない子・落ち着きがない子」(注意欠陥・多動症ADHD傾向)シリーズでお伝えしています。

今回は、「集中力がない子・落ち着きがない子」ADHD注意欠陥・多動症でも働ける大人になるためのコツをお伝えしたいと思います。

青年期・成人期には二次障害がでてくることが多い時期です。ADHD傾向があることで、社会生活が難しくなり、自信がなくなってうつっぽくなったり、アルコールに依存したりする人もでてきます。そのようなことになる前に(なってしまったらなるべく早く)特性を理解して対応してもらえたらと思います!

ADHDと子どもの頃に診断をされて、周りも本人も特性がわかって、対応の仕方を学ぶことで生活を続けられている人もいます。

また小学生の頃の落ち着きがない様子は随分おさまることが多いです。

青年期・成人期、大人になって困るのは、周りのサポートが少なくなってきて自分で責任を持ってやることが多くなることです。

大人になっても不注意と衝動性は残るので

・片付けが苦手
・計画を立てて、順番に作業をすることが苦手
・時間にルーズ
・うっかりミスが多い
・ゲームや読書などやり始めるとなかなかやめられない
・長い間じっとしていられない

などで仕事に支障が出ることがあります。このような理由で、仕事が長続きせずに困って診断を受ける人も多くいます。


初めて精神科にかかる場合は、精神的に落ち込んでいたりするとADHD傾向が背景にあることがわからないまま、他の病気の診断を受けることもあります。なので、受診されるときには、子どもの頃の様子などきちんと伝えることが大切になります。

二次障害が出る前に、できる対処方法としては、1つ目本人の特性を本人も周りも理解すること!です。特性を理解するとなると、できないことばかり目についてしまって、あれもできないこれもできないとなってしまいがちですが、逆にできることにも注目してあげましょう。

こちらにも書きましたが、フランスではADHDの行動は結構普通です!上にあげた特徴があてはまるフランス人多いです。日本ではやっていくのが難しい特性かもしれないですが環境が変われば普通なのです。

なので、いい悪いではなくて、現時点でできているところを認めてあげましょう。そうすることで自己肯定感・自己効力感を育ててあげることができます

具体的にどんな風に「肯定的なコミュニケーション・声かけ」をしたらいいのかはメールレッスンでお伝えしています。

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最後まで読んでいただきありがとうございます!
山田ちあき
発達科学コミュニケーショントレーナー

臨床心理士
Psychologue

 

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