多文化間カウンセリングという様々な文化背景のある人を相手にカウンセリングをするのが私の専門です。

 

多文化って聞くと、違う国の文化をイメージすることがほとんどだと思うんですけど、実はそれだけではないんです。

 

言語、性別、人種、民族性、障害、年齢、性的志向、性同一性、社会経済的地位、宗教、在留資格やVISAの種類、国に来た経緯、教育、仕事などなど。(アメリカ心理学会APAの多文化ガイドラインより)

 

日本人同士でもそれぞれの家庭で文化があって、2人の人が結婚するとそれぞれの家庭の文化が一緒になるからトラブルになることもありますよね。

 

地方によってお雑煮が違うとか、味付けが関東と関西で違うとかわかりやすいもののありますが、目に見えない違いもあります。

 

日本という同じ国の出身でも私とは違う経緯で海外在住している人もたくさんいます。年齢が違えば違う環境で育ってきたともいえるし、宗教が違えば違う考え方だったりすることも。

 

発達障害・グレーゾーンの大人や子ども達もそうです。

 

私にとっての当たり前は、その人にとっての当たり前ではなくて、自分の経験や価値観というメガネをかけてその人を見ているっていることをいつも自覚しながら、支援させてもらっています。

 

私にとっては当たり前でないけれど、その人の視点に立てるように自分で学んでみたり、説明してもらったりして、その人の当たり前をジャッジすることなく学ばせてもらって、その人の気持ちに近づきたいと思っています。

文化は違っても同じ人間だから分かり合えるという前提があって、心でつながることへのチャレンジが、ワクワクして楽しいです。

 

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